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不動産売買における詐欺の事例と防ぐ方法

執筆者の写真: 司法書士 望月大司法書士 望月大
決済立会 司法書士

不動産売買は高額な取引であるため、詐欺のターゲットになりやすい分野です。実際に、不動産詐欺の被害に遭い、大きな損害を受けた事例も少なくありません。

本記事では、不動産売買に関する代表的な詐欺の手口と、それを防ぐための具体的な方法

1. 不動産売買における主な詐欺の事例

(1) 地面師詐欺(他人物売買詐欺)

事例

詐欺の事例。詐欺グループが、所有者になりすまして不動産を売却する手口です。特に、長期間利用されていない土地や、海外に住む所有者の不動産が狙われやすく、偽造された身分証や登記書類を使って売買契約を進めるケースがあります。

実際の被害例

・有名な事例として、大手不動産会社が数十億円規模の被害を受けたケースがあります。土地所有者になりすました詐欺グループが、偽造書類を使って売却手続きを行い、売却代金をだまし取るという手口でした。

(2) 二重売買詐欺

事例

1つの不動産を複数の買主に売却する詐欺です。売主が、契約後に別の買主と契約を結び、最初の買主が登記をする前に売却を繰り返し、複数の相手から手付金や売買代金をだまし取ります。

実際の被害例

・不動産業者を装った人物が、「早く契約すれば安く買える」と買主を焦らせ、複数の人に同じ不動産を売却し、手付金を持ち逃げしたケースがあります。

(3) 送金詐欺(振込先変更詐欺)

事例

買主に対し、偽の振込先情報を伝えて、売買代金を詐欺グループの口座に振り込ませる手口です。不動産会社や司法書士を装ったメールや電話で、正規の振込先を変更するよう指示し、買主を騙します。

実際の被害例

・司法書士を装った偽のメールが送られ、買主が売買代金を詐欺グループの口座に振り込み、数千万円の被害に遭った事例があります。

(4) 架空不動産詐欺

事例

実際には存在しない不動産を「お得な投資案件」として持ちかけ、契約を結ばせる詐欺です。被害者は、契約後に不動産が実在しないことに気づき、支払ったお金を回収できなくなります。

実際の被害例

・「人気エリアの未公開物件」などと称して、存在しない土地やマンションの販売契約を結び、手付金を持ち逃げする詐欺が発生しています。


2. 不動産詐欺を防ぐ方法

(1) 司法書士や専門家の立ち会いを徹底する

不動産取引に詳しい司法書士や弁護士を介することで、偽造書類のチェックや詐欺リスクの軽減が可能になります。特に、売主の本人確認や登記情報の確認を徹底することが重要です。

(2) 登記情報を必ず確認する

土地や建物の**登記簿謄本(登記事項証明書)**を法務局で取得し、売主の氏名や住所が一致しているか確認しましょう。また、不動産の所有者が長期間変わっていない場合や、不審な仮登記がある場合は注意が必要です。

(3) 契約前に本人確認を慎重に行う

・売主の身分証明書が偽造されていないか、運転免許証やマイナンバーカードなどで確認する・売主が法人の場合、登記簿謄本や会社の実態を確認する

特に、海外在住の所有者を装った取引は詐欺のリスクが高いため、慎重に確認する必要があります。

(4) 振込前に送金先を確認する

送金詐欺を防ぐために、以下を徹底しましょう。

振込先は契約書に記載されたものと一致しているか

司法書士や不動産会社と直接電話で確認する(メールのみの変更指示には応じない)✅ 初めて送金する場合は少額をテスト送金し、正しく入金されるか確認する


(5) 安易に「お得な話」に乗らない

「市場価格より安い」「未公開物件」「特別なルートで買える」などの話には注意が必要です。不動産取引では、適正価格の相場を確認し、過度に魅力的な話には慎重に対応することが重要です。


(6) できるだけ仲介業者を利用する

信頼できる宅地建物取引業者(宅建業者)を介した取引を行うことで、安全性が向上します。宅建業者には免許番号があるため、国土交通省や各都道府県のホームページで業者情報を確認することをおすすめします。


3. まとめ

不動産売買に関する詐欺は、手口が巧妙化しており、被害額も非常に大きくなる傾向があります。

本人確認や登記情報のチェックを徹底する

司法書士や専門家に相談する

振込先の変更には細心の注意を払う

「お得な話」に安易に乗らない


これらの対策を講じることで、不動産詐欺のリスクを大幅に軽減できます。不動産取引は人生で何度も経験するものではないため、慎重に進めることが何よりも大切です。

不動産売買に関する疑問や不安がある方は、ぜひ司法書士に相談し、安全な取引を心がけましょう。


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