top of page

不動産の決済日までに何を準備すればいい?チェックリスト付き

執筆者の写真: 司法書士 望月大司法書士 望月大
不動産の決済日

はじめに

不動産の決済日は、売買契約が完了し、いよいよ物件が正式に買主のものになる重要な日です。しかし、決済当日に必要な書類や準備が不足していると、手続きがスムーズに進まず、トラブルになることもあります。

この記事では、不動産決済日までに準備すべきものを詳しく解説し、わかりやすいチェックリストを提供します。これを読めば、準備漏れを防ぎ、自信を持って決済に臨めるはずです!

1. 不動産の決済日とは?

不動産の決済日は、以下の手続きがまとめて行われる日です:

  • 残代金の支払い

  • 固定資産税や管理費の精算

  • 所有権移転登記の申請

  • 物件の引き渡し(鍵の受け渡しなど)

この日にすべてを完了させるため、事前準備が非常に重要です。

2. 決済日までに準備すべきもの:買主編

買主が準備すべきものは、主に以下の5つです。

① 資金の準備

  • 残代金と諸費用の確認

    • 物件価格から手付金を引いた残代金を準備します。

    • 併せて、登録免許税や固定資産税の精算金、司法書士費用などの諸費用も用意します。

  • 振込先と金額の確認

    • 売主の指定する口座、振込方法、振込額を不動産会社に確認しておきましょう。

  • 融資の最終確認

    • 住宅ローンを利用する場合、融資実行が決済日に確実に行われるよう、金融機関と段取りを確認します。

② 必要書類の準備

買主が用意する書類は以下の通りです:

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)

  • 印鑑証明書(発行から3か月以内)

  • 実印(契約時と同じものを使用)

  • 住民票(登記の名義変更に必要)

  • 住宅ローン契約書類(金融機関から指定される場合)

③ 火災保険の契約

物件引き渡し後、すぐに火災保険が適用されるように、事前に契約を済ませましょう。金融機関によっては火災保険の加入証明書を決済日に提出する必要があります。

④ 物件の最終確認

決済前に物件が契約どおりの状態か、傷や不具合がないかを確認する「引き渡し前の立ち会い」を行います。

  • 壁や床に傷がないか

  • 設備(エアコン、給湯器、照明など)が正常に動作するか

  • 契約時に含まれていた備品がそろっているか

⑤ 当日のスケジュール確認

  • 決済場所(通常は買主の融資先の銀行)と時間を確認しておきましょう。

  • 不動産会社や司法書士と連絡が取れる状態にしておくことも重要です。

3. 決済日までに準備すべきもの:売主編

売主が準備すべきものは以下の通りです。

① 必要書類の準備

売主が用意する書類は次の通りです:

  • 登記済権利証または登記識別情報通知書

    • 不動産の所有者であることを証明する書類です。

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)

  • 印鑑証明書(発行から3か月以内)

  • 実印

  • 固定資産税納税通知書

  • 管理費・修繕積立金の領収書(マンションの場合)

② 鍵や関連書類の準備

物件引き渡し時に必要なものを準備します:

  • 物件の鍵(複数本ある場合はすべて)

  • 設備の取扱説明書や保証書

  • マンションの場合は管理規約や使用細則

③ 清算金の確認

  • 売主が負担すべき期間の固定資産税や管理費の精算金を確認します。不動産会社や司法書士と詳細を共有しておきましょう。

④ 引っ越しの完了

決済日までに引っ越しを完了させ、物件を空け渡せる状態にしておきます。

4. 買主・売主共通のチェックリスト

項目

買主

売主

残代金の準備

-

振込先・金額の確認

-

本人確認書類

印鑑証明書

実印

登記済権利証または識別情報通知

-

住民票(買主)

-

火災保険契約

-

鍵の準備

-

設備の取扱説明書・保証書

-

固定資産税納税通知書

-

物件引き渡し前の立ち会い

5. 決済日のトラブルを防ぐために

① 事前確認を徹底する

  • 書類や費用の漏れがないよう、不動産会社や司法書士と事前にチェックリストを共有する。

② 余裕を持ったスケジュールを

  • 万が一の遅延に備え、当日は時間に余裕を持って行動しましょう。

③ 不明点は早めに相談

  • 準備に不安がある場合は、早めに不動産会社や金融機関に相談することが大切です。

6. まとめ

不動産の決済は、売買契約の最終段階であり重要な手続きです。準備をしっかり整えることで、当日をスムーズに進めることができます。

以下のポイントを押さえて準備を進めましょう:

  1. 買主・売主それぞれが必要な書類と費用を確認する。

  2. 物件の最終確認を行い、引き渡しに備える。

  3. 事前に不動産会社や司法書士と密に連絡を取り、準備に不安を残さない。

この記事のチェックリストを活用して、安心して決済に臨みましょう!




不動産の決済日

L&Mコンサルティング司法書士事務所

司法書士 望月大


東京都の決済・相続、埼玉県の決済・相続、千葉県の決済・相続、神奈川県の決済・相続、栃木県の決済・相続、群馬県の決済・相続、茨城県の決済・相続

相続登記(名義変更)は全国対応



東京都中央区銀座8-8-15 青柳ビル6階

司法書士 望月大


相続登記(名義変更)は全国対応 

売買決済は 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、栃木県、群馬県、茨城県に対応します



閲覧数:11回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page