不動産購入には多額の資金が必要で、通常は現金や銀行振込が主流です。しかし、近年では一部の不動産会社や関連費用においてクレジットカードが利用できるケースも増えています。本記事では、不動産購入時にクレジットカードを利用する際のメリットや注意点、対応する費用について詳しく解説します。
1. 不動産購入でクレジットカードが利用できるケース
(1) クレジットカードが使える費用の例
不動産購入の支払い全額をクレジットカードで行うことは難しいですが、関連費用の支払いに利用できるケースがあります。
具体例
頭金：不動産会社によっては、頭金をクレジットカードで支払うことが可能です。
仲介手数料：不動産業者がクレジットカード決済に対応している場合があります。
登記関連費用：一部の司法書士事務所では、登記手続きの報酬をカードで支払えます。
火災保険料：火災保険会社でカード払いを受け付けているケースが一般的です。
2. クレジットカード利用のメリット
(1) ポイントやマイルが貯まる
高額な支払いをカードで行うことで、ポイントやマイルが一気に貯まるという大きなメリットがあります。
貯まったポイントを旅行や商品購入に使うことが可能です。
(2) 支払いの柔軟性
クレジットカードを使うことで、一括払いだけでなく、分割払いやリボ払いなど柔軟な支払い方法が選択できます。
(3) 資金繰りが楽になる
手元の資金を温存しつつ、不動産購入に必要な関連費用を支払うことが可能です。
(4) 利便性が高い
銀行に行く手間を省けるため、特に忙しい人にとって便利です。
3. クレジットカード利用の注意点
(1) 利用可能な上限金額に注意
クレジットカードには利用限度額が設定されています。不動産購入関連費用が限度額を超える場合、カード払いができません。
高額な決済をする場合は、事前にカード会社に限度額の増額を依頼しましょう。
(2) 手数料が発生する場合がある
クレジットカード決済に対応している不動産会社や司法書士事務所の中には、決済手数料（1％～3％）を請求する場合があります。（これは規約違反です）
手数料が高い場合、現金や振込の方が経済的です。
(3) ポイント還元率を確認
カードによってポイント還元率が異なるため、高還元率のカードを選ぶことが重要です。
(4) 返済計画を立てる
分割払いやリボ払いを利用する場合、高額な利息が発生することがあります。無理のない返済計画を立てましょう。
4. クレジットカード対応の確認方法
(1) 不動産会社の場合
購入予定の不動産を取り扱う会社に、頭金や仲介手数料でのカード決済が可能か確認します。
事前に問い合わせを行い、利用可能なカードブランド（VISA、Mastercardなど）も確認しましょう。
(2) 司法書士事務所の場合
一部の司法書士事務所では、登記手続きの報酬をカード払いで対応しています。クレジットカード決済が可能かを事前に確認してください。弊所でもカード払いに対応しています
(3) 保険会社の場合
火災保険料の支払いは、クレジットカード対応が一般的です。オンラインでの契約時にカード情報を入力するだけで手続きが完了する場合が多いです。
5. クレジットカード払いを上手に活用する方法
(1) 支払い可能な費用を明確にする
クレジットカードで支払えるのは「頭金」「仲介手数料」「登記費用」などに限られるため、それ以外の費用（物件価格の残代金など）は別の方法で用意する必要があります。
(2) ポイントの効率的な活用
高還元率のカードを利用して、ポイントを最大限に活用しましょう。
ポイント特典の条件（支払い方法やキャンペーンの有無）を事前に確認してください。
(3) 手数料を含めたコストを比較
現金払いとカード払いの総コストを比較し、どちらが経済的かを判断します。
6. クレジットカード払いを選ぶ際のチェックリスト
不動産会社や司法書士事務所が対応しているか確認
対応ブランドや手数料の有無も確認する。
クレジットカードの限度額を確認
必要に応じて増額を依頼。
分割払い・リボ払いの利息を計算
無理のない返済計画を立てる。
ポイントやマイルの還元率をチェック
高還元率のカードを選ぶことでお得度がアップ。
7. まとめ
不動産購入時にクレジットカードを利用することで、ポイントやマイルの獲得、柔軟な支払い方法など多くのメリットを享受できます。しかし、利用には利用限度額や手数料、利息などの注意点も伴います。
ポイント
頭金や仲介手数料など、カード対応の費用に限定して活用する。
手数料や返済計画を含めてコストを計算する。
信頼できる不動産会社や司法書士を選び、事前に確認を徹底する。
上手にクレジットカードを活用して、不動産購入をよりスムーズかつお得に進めましょう！
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L&Mコンサルティング司法書士事務所
司法書士 望月大
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